予稿CDの作り2006/05/24 08:14

予稿集をCDで出すなら、素直にはアクロバットで予稿を入れることになると思う。

で、問題は、そのファイルの作り方と、文書のセキュリティーレベルを何処におくか。

ファイルの作り方については、全アブストラクトを一つのファイルにまとめるのか、一つ一つのファイル毎に独立しておいて、目次からリンクを張るようにするかだ。一度に打ち出しをすることを考える場合にはファイルを一つにまとめておく方が筋がよい。ファイルが別々だと、一つ一つ拾い出して打ち出さないと行けないからだ。一方、個別のファイルのみを打ち出したいのなら、ファイルが独立して入っている方が筋がよいだろう。なにしろ、全ファイルの中から希望の頁をきちんと指定するのは(目次などのために頁番号がずれることもあり)少しややこしい作業であるから。

ファイルを一つにまとめてしまうと、それぞれのアブストラクト毎に、セキュリティーレベルを変えることは出来ないという問題も発生する。つまり、あるアブストラクトは図版やテキストの引出が不可で、他の物は可とするような処置ができないのである。実際には、アクロバットレベルでセキュリティーをかけてあっても、PCの画面上で該当部分をキャプチャーすれば、精細度には制限があるものの、図として拾い出すことは不可能ではないので、気分の問題とも言えるのだけれど、ここらへんをどうするかを考えておかないと、作り出してから止まってしまうことになりかねないだろう。

※素直には、閲読可、印刷可、本文の変更不可、テキスト・図の抜き出し可程度が良いのかなぁ。