備忘録?2007/04/15 17:06

金曜日にL晶学会がらみの会合の後で「最近更新していないですねぇ」という指摘が飛んでしまった。
はい、申し訳ありませんでした。Webに乗せる内容は、だいたいは昼間にhそうじるのだけれど、さすがに勤務先からの書き込みは憚られて、結果的には夜に自宅からになるのだけれど、忘れてしまってそのままになることもある。備忘録のはずなのに、短時間記憶に限界があるようだ…………

じぇいすてーじテスト2007/04/15 17:09

9日から13日まででじぇいすてーじのテスト。先方に送った原稿に一部ミスがあった気がしたので、これを修正するつもりだったけれど、どうもOKみたい。
最初は、昨年の内容から変更するつもりはなかったのだけれど、L晶の表示関係がらみの申込が全部で3件なのに、その他を選んだ人が多数おり、どう考えても申込者の意識と選択項目に大きな齟齬があった。
ちなみにじぇいすてーじで予稿を出すときはファイルサイズが3Mに制限されている。そのチェックをすべく12Mのファイルをつけてみたら、3Mを越えてもアップロードしていくので、制限がないかなと思っていたら、全部アップしてからエラーをおこした…。少しばかりタコな気がする。
ちなみに、今年の項目は A. 相転移・分子論(含シミュレーション)、B. 表面(界面)・配向、C.合成・液晶性、D. 物性一般・評価手法、E.. 極性・キラリティー(含強・反強誘電性)、F. 高分子・超分子液晶、G. 複合系・3次元構造、H. 表示デバイス(含表示方式、駆動方式、周辺部材、特性評価)、I. 光・電子デバイス(電荷移動・発光・光回路等)、J. その他 である。

展示会2007/04/15 17:15

L晶学会の展示会を真面目に見に行ったことはあんまりない。1参加者としては、まあ、これで良いけれども、うらかたとしては、展示会に人が集まるようにしないと参加して下さった会社に申し訳ない。というわけで、今年は、展示会への人の流れを作ることと、人々がより興味を持ちそうな展示(などというと、今まで展示をして下さっているところに怒られそうだけれど)を入れようとおもって、顕微鏡屋さんに声をかけたけれど今ひとつの応答だった。
で、先日オリンパスの販売の人が来たついでに、出品のお願いをし、ニコンの顕微鏡の代理店にもお願いをして…という地味な宣伝活動を行った結果、顕微鏡がらみやさんが少しは出てくれそうな感じになった。
あとは、会場設計をどうするかだ。

化学本論2007/04/15 22:10

L晶学会の10周年記念座談会にあたって、K林先生から戦前の1937年のO物会誌にL晶の記事があるとお教え頂いた。へえと思いながら、昔のL晶討論会のT花先生の予稿をみていたら、戦前の片山正夫先生と大幸勇吉先生の物理化学の教科書にL晶の記述があると記されているのを見つけた。
勤め先の図書館にこれらの本はあったのだけれど、学内の先生が借りられているとのことで、そこにいって見せて頂いた。
大正13年発刊のそれらの本には、確かにL晶の記述はあり、すでにL晶とか晶Lといった訳語があてられていた。台湾のL晶表記が液態晶體であることを思うと、この時代にL晶という訳語が既にあったのは、かなりの驚きであった。
ところで、片山先生の御本、序文の書き出しが最高に素敵なのだ。内田老鶴圃が未だに版権を持っているかはしらないけれど、まあ、妥当そうな引用の範囲で紹介すると

序言
 静かなること林の如きギッブス先生が其の不朽の研究を公にし、疾きこと風の如きファントホツフ先生が三大論文を連発して天下を驚倒してより、早四十年にならんとする。此の間に於ける化学の進歩は、恰も甲冑刀槍の争いより重砲機関銃の戦に遷りたる観がある。而して今や放射能の研究、電子説、量子説等の発達は、飛行機の襲来のごとく学者を悩ましつつある。

どう。いいでしょ。とっても