昔話 予稿集関連のアンケート結果 ― 2006/07/26 05:50
このテキストは大昔のL晶討論会後にWeb上で公開したものの中から、予稿集に関する部分を一部改変したものです。
予稿集の事前送付について
- 特に希望しない … 38
- 希望する
- 1週間前迄 … 20
- 2週間前迄 … 55
- 3週間前迄 … 9
- 4週間前迄 … 2
希望する場合に郵送費として
- 予稿集代に含める … 1
- 500円なら払う … 56
- 1000円なら払う … 28
という結果になりました。この結果からすると大勢としては2週間前までに500円程度の上乗せで送付して欲しいとのことのようです。ちなみに、今回のL晶討論会の予稿集の残部の販売においては梱包・郵送料として800円をお願いしています。内訳は書籍小包扱いの郵送料が450円、内側に緩衝材(エアキャップあるいはプチプチ)のついた封筒が168円、郵便局の振り込み料金の受取人払い分が70円。合計で688円です。112円ほど余裕がありますが、実際には突然2000円振り込まれる方などもいらっしゃるため、そういう方への連絡等の対応まで考えにいれると、赤字が出ない程度だろうと思っています。実は、L晶学会誌の創刊号を同封しているため、郵送費が少しばかり高くなっていますが、その分を引いても500円での郵送では単純には原価割れになります。封筒などは卸しから買って安くするとしても(その分世話人の手間は増えますが)、最低600円程度は必要だろうと思います。
さて、事前送付と予稿集についてもいくつかのコメントを頂きました。
- ジェイLCSでアブストラクトのみWWWで全件表示したらどうか
- これは、誰かがきちんとやってくれれば良いかもしれません。でも、個人的にはやりたくないですね。なぜならば
- 予稿集原稿送付時にアブストラクト原稿が抜けているものがかなりあり、予稿集の目次作成などで忙しいときに余計な手間が増えてしまいます。
- アブストラクトはハードコピー(紙に印字した状態で)で送ってくるものがかなりあり、それらの電子化はかなり手間がかかり、討論会前の時期では困難である。ちなみに、今年度の分は電子化する予定ですが、少し試したところからの推測では、スキャナーでの取り込と、その後のOCRソフトにかけて文字にするので、200件ほどで100時間程度は必要です。
- 見易い形でアブストラクトをWWWに掲載するのは結構大変です
- アブストラクトをそのまま編集せずに掲載すると必要なところを探すのが困難になります。
- プログラム目次からリンクをはるようにするには、リンクを設定する作業が、かなりの手間になります。また、いちいち目次からアブストラクトに行くのでは他のアブストラクトをみるためには目次にもどらなければならず、結構困難です。
- セッション毎にアブストラクトをまとめておくのは比較的良い方法かもしれませんが、他の部分との関連や、同じ時間帯に他で何があるかなどは探しにくくなります。
- 全体の通しのテキストで、テキストファイルとしてネットを通じて落として、あとは落とした人が細工できるようなファイルを用意する
- 全体を通して検索が出来るようにする。
- プログラムと動的にリンクして次のページにも容易に移れるようにする
- 時間帯で並列に見られるようにもする
- 講演番号のつけ方が紛らわしい。午前午後のAPのAと会場のAを混同してしまう
- これについては、午前午後は小文字でapを使えばよかったかなと反省はしています。
- 講演番号を午前午後と分けて表示したのは予定を組むのに役立った
- ありがとうございます。応用物理学会の討論会では講演番号が午前午後で別になっていて、個人的にその方が分かりやすいと感じていたので、今回はそのまねをしてみました。部屋によっては午前と午後で別の内容のセッションとなりますので、午前と午後で分けるほうが自然ではないかと思います。また、今回のプログラムでは講演番号の数字が同じなら日によらず開始時間が同じになるように設定しました(初日のE会場午前のみ例外がありますが)。これは当たり前のようなことですが、今年の分子構造総合討論会の予稿集を見ても、日によってある講演番号が午前にいったり午後にいったりしています。
- 予稿集の色つきのページによる区切りは使いやすくて良かった
- 色つきのページを挟むことは昨年に世話人を引受けたときから考えていました。本当は、色つきページの色はもっと多彩にして、色を見ただけで何日目の午前か午後か分かるようにしようとと思っていたのですが、印刷所に原稿を渡すころには、忙しくなっていて、そんな細かい指定などをしている余裕はありませんでした。色つきページを挟むことはコスト的には、問題はないと思います。問題が生じるとしたら、編集時の手間の方だろうと思っています。
L晶討論会の後で、「何でA4にしなかったの」という声をいただきました。予稿集のA4化は考えなかったでもないのですが、今までの伝統と予稿集のスタイルがあるので、A4化は来年以降に学会の講演会担当の方に検討していただくことに勝手にきめて、なるべく従来のスタイルを踏襲するようにしました。例えば、背表紙の文字も(印刷所からはもっと大きくしないかと提案があったのですが)従来と同じようなサイズにしています。このサイズは、おそらく昔にL晶討論会の講演数がすくなくて予稿集が薄かった時に設定されたものが、そのまま残っているので来年以降は検討していただきたいと感じています。
- プログラムが見にくい。何とか工夫してほしい(各セッションが並列に見られるように)
- そうおっしゃられても具体的にどうなのか、今までのプログラム形式と比較してどうだったかとか、ご意見を頂けると、対応しやすくなると思います。
今回のプログラムは従来の2段組みから1段組みに変更しました。そのために1頁あたりの情報量が少なくなり、上のような感想を持つ方もいらっしゃったかもしれません。ところで、従来のプログラムが2段組みだったのは化学会のプログラム欄の形式を踏襲したためではないかと推測していますが、それを変えたのは- プログラムの文字サイズが小さすぎると感じていた。そこで文字サイズを大きくすることにしたが、そうすると2段組みでは1段あたりの文字数が少なくなりすぎてしまう。
- プログラムに予稿集のページ番号を入れた(これは初めてのことではないかと思います。そのために、結構手間がかかっています)ため、さらに本文の文字数が減ってしまった
出来上がったプログラムをゆっくりと眺めてみて、午前・午後という見出しの下にさらに会場の見出しもあってよかったと感じました。作っている時にはくどくなり過ぎるかなと思ったのですが、親切すぎる方がすっきりしているよりは使い勝手がよいようです。これは、個人的な反省です。
プログラムが並列に見られるようにすることも不可能ではありません。分子構造総合討論会のプログラムは、並列に見られるような作りになっていて、このような形式に事前に気がついていたら真似をしたかもしれません。ただ、予稿が集まってから印刷所に渡すまでの期間で(事前登録の山もやってきていたことを考えると)、こったプログラム目次が作れたかと言えば、まあ、余裕がなくて無理だったろうなというのが正直な感想です(あのプログラムでも平日には手がまわらず日曜日の作業です)。
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